トップ  >> これまでに生産していた魚  >> ヨシエビ(しらさえび)  >> 「ヨシエビ」を育てる(その2)

「ヨシエビ」を育てる(その2)


(ふ化水槽)
前の日の夜に収容した卵は翌日にはふ化します。

(ふ化直後)
ふ化直後のエビは親とは全く違う形をしており、ノープリウス幼生と呼ばれています。

(飼育水槽への収容)
孵化したノープリウス幼生を200キロリットルの水槽に収容します。

(飼育水槽)
飼育水は茶褐色をしています。これは、珪藻という植物プランクトンを入れているためです。
ヨシエビの成長に伴い与える餌も動物プランクトンのアルテミアや配合餌料などに変えていきます。

(取り揚げ1)
ヨシエビは2ヶ月ほどで全長約3センチに成長します。
取り揚げは、排水とともにネットに稚エビを集めます。

(取り揚げ2)
取り揚げたヨシエビはいったん水温の低い海水にいれておきます。こうすることによって、エビの代謝機能が抑えられ、輸送中に死ぬエビが少なくなります。

(取り揚げ3)
エビの輸送には、海水は使わず、底に網を張った平たい容器を使います。

(取り揚げ4)
容器にエビを入れ、あらかじめ冷した海水につけておいた布を固く絞って上からかぶせます。

(取り揚げ5)
エビを入れた容器の温度が上がらないように発砲スチロールの箱に入れます。
これを車に積んで放流場所まで運びます。

(放流)
放流は、稚エビの生息に適した河口近くの砂場などで行います。
向こうには関西国際空港が見えます。
(放流場所:大阪府貝塚市二色浜
日時:平成13年11月16日)




このページのトップへ
トップ      はじめに      センターの運営      施設案内      栽培漁業とは      種苗生産      ブログ